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*差し出された真実
2006 / 02 / 26 ( Sun )
fact.jpg

自分を壊して
愛そうとする幸福
自分のままで
愛せることの幸福

想いの海に浮かべた小舟
金色の魚が差し出した
小さな硝子片
一切の無駄を削ぎ落とされた
美しい硝子片
傷つける刃を持たず
自身を守る厚みもない
でもそれは美しい真実

はっとして漕ぎ出す
風の吹くほうへ
波の立つほうへ
真実を知りたくて
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11 : 11 : 46 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
*大きなひと
2006 / 02 / 14 ( Tue )
ookinahito.jpg

大きな人だ。
陽だまりのように温かく
月のように鋭く
弧を描いて丸く
直線をひいて攻め込んでくる

その人が言った
「今夜はあたたかい」

春が来る。
この人は変わらず
僕に教えてくれるだろうか?
この人は変わらず
僕の前に立ちはだかってくれるだろうか?

温かい夜に浮かぶ、月に誓った。
僕はあなたを超えます。
謙虚に、傲慢に、
そして静かに、僕は誓いをたてた。

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21 : 49 : 26 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
*心をつかって
2006 / 02 / 12 ( Sun )
usem.jpg

久しぶりに、
小説を読んでみようと思った。
普段本を読まないわけではないのに、
小説となると数年ぶりのような気がする。

新しく買ってきた小説の頁を開いて、
並んだ文字を目で追っていく。
次の展開を考えたり、
人物の心情に思いを馳せたりと、
小説を読むというのは忙しく、そして面白い。
「これほど面白いものだったか??」
と自問自答を試みるも、昔持っていた感覚は
既に深く眠り込んで思い出せない。
広大な世界に隠された訴えと真実に、
心を澄まして行間をよむ。
そして自分の読み方によって変化しつづける
世界がそこにある。

「知ることを急ぎすぎていたのかもしれないな…」
ふとそう思った。ここ数年、作者の訴えが明確で
心を使う必要の無い書物を多く読んできた。
学術的、哲学的、あるいは主張を書き綴る書物は
それを読んだ他者からも、情報をある程度正確に
得ることが出来る。しかし小説となるとそうもいかない。

心をつかいながら、
少しゆっくり本を読んでみようかな。

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18 : 52 : 10 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
*気の早い春
2006 / 02 / 11 ( Sat )
spring01.jpg

窓から入った気の早い春が、
枕もとでささやいた。

いつもより少し長い眠りから、
ぼくを起こす。

窓を開けて深呼吸。

始まる今日と、
終わらせる昨日。

気の早い春が僕をさそう。
ゆっくりでいい。
自分のままでいい。
さあ、一日をはじめよう。

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09 : 18 : 54 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
*予知能力
2006 / 02 / 10 ( Fri )


僕は予知能力に目覚めた!
…なんて書くと
「何だかアブナイ奴だな」と思われそうなものだが、
アブナイかアンゼンかと問われれば、
どちらかというとアブナイ部類に入るので、
この際その点については配慮せずに書き続けよう。

昔はよく落ちたのだ。
三歩、いや二歩も歩かないうちに。
深い深い奈落のそこへ…。
落ちる途中、必死になって掴んだ花の種を、
這い上がった後で植えたら、
やがて自分の歩いた道に
小さな花が咲いて、
小さな小さな実がなって、
僕はそれを抱えて歩いてきた。
腹が減ってはそれを喰らい、
どうにか生き延びてきたのだ。

でも最近はどういうわけか、
落ちなくなった。
落ちなくなったけど、
あの頃より、何だか腹が減るんだ。
今の僕は空腹のまま、
落ちることなく歩き続けてる気がするんだ。

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23 : 15 : 29 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
*No Image
2006 / 02 / 05 ( Sun )
noimage.jpg

進む酒、弾む話。
大学時代の友人たちだ。

往きの電車の中で、
カメラを忘れて後悔してた。

帰りの電車に揺られて、ちょっとだけ笑う。

「カメラを忘れてよかった」

どいつもこいつも、変わらず大馬鹿で
どいつもこいつも、変わらずいい表情してやがる。
撮れるわけないよ、ドシロウトの俺に。

3年後も、5年後も、何十年先も、
忘れていいだろ?カメラをさ。

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23 : 02 : 55 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
*それと知って
2006 / 02 / 05 ( Sun )
soreto00.jpg

それが大人と知って
僕はうまく笑えなくなった

それが優しさと知って
僕はうまく答えられなくなった

それが恋と知って
僕はうまく飛べなくなった

それらが自分の創った世界と知って
僕は
帰り道を見つけた

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13 : 48 : 11 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
*重さ
2006 / 02 / 04 ( Sat )
weight.jpg

ひとつの言葉の有無、
一本の線の長短、
それが結果に結びつく世界にいる。

慎重に言葉を選んでも、
熟考して線を定めても、
何らかの反省が残る。

自分の時間と彼らの時間の違いを考えて、
選び取るものの重さを知る。

強くなることは、
耳を塞ぐことではなく、
聞いて尚、
真実を明らかにしようとする、
心を持ち続けること。

新たな決意を胸に、
また明日へ歩き出す。

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10 : 23 : 20 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
*鬼も内
2006 / 02 / 03 ( Fri )
oniwauchi.jpg

かつて宮中で行われていた年中行事、追儺(ついな)。
よく節分のもとになった行事として挙げられます。
これはもともと中国で行われていたもので、
陰陽道の思想と共に中国より伝来しました。
この追儺では、4つ目の鬼神方相氏(ほうそうし)に、
扮した人物が、矛と盾を持って悪鬼を祓います。

追うのも鬼、追われるのも鬼…

一般にいわれるのは「鬼は外 福は内」ですが、
鬼の見方、とらえ方によって
「鬼は内 福は内」ともいうようです。
奈良吉野の蔵王堂もそのひとつ。
各所で追い払われた鬼を集めて仏教を説き、
改心させるのだそうです。

つまずいた石さえ拾い上げて、
掌中に抱ける優しさを持ちたい。
そんな願いを持って豆を投げる。

「鬼はぁ内っ! 福はぁ内っ! みんなぁ内っ!」

今年は通りをゆく人に、豆を当てずに済みそうだ。

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23 : 20 : 29 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
*僕は気付かずに
2006 / 02 / 03 ( Fri )
bokuha.jpg

足元を見ていたら、
頭の上の虹を見損ねた。

雨上がりの空に、
ぽっかり浮かんだ虹を見損ねた。

強い雨だった。
木からは葉を奪って、
僕からは空を見上げる余裕を奪った。


足元を見ていたら、
その人の笑顔を見損ねた。

涙をのんで、
美しく咲いた笑顔を見損ねた。

深い悲しみは、
その人をまた強くして、
僕からはその人を直視する勇気を奪った。

雨上がりの空の下、ひとつの花が咲いた。
僕は気付かずに、足元を見ていた。

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20 : 36 : 45 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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